喜びは左側。幸せ体質になるオススメ脳トレ3選

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Kaikoです。

ものぐさクリーン.comは、カッコよく言っちゃうと暮らしに関わる習慣、健康に関わる習慣を無理なく身につけた結果、メンタルが元気になるといいよねっていうコンセプトで色々な習慣をご紹介しているのですが、今回は脳トレで幸せ体質を作りませんか?という記事です。

脳トレっていっても数独とかではなく、普通の生活の中で脳を使うトレーニングを3つご紹介です。

今回の出典元は2005年にベストセラーになった脳科学の本「幸せの公式」(著:シュテファン・クライン)からのご紹介です。

本当はもっと詳しく脳を使うことを勧めていますが、ものぐさ的にこの位からスタートがオススメというところをピックアップです。

喜びは左側。幸せ体質になるオススメ脳トレ3選

喜びは左側?

喜びは左側ってなんのこっちゃ?という疑問が湧きそうなのですぐにご説明しますと、前頭葉の左側のことなんです。

よく言われる右脳・左脳とは違います。

感情には「喜怒哀楽」というパターンがあります。

喜と楽・・・嬉しいとか楽しいとか = 『快い感情』
怒と哀・・・怒ったり悲しかったり = 『不快な感情』

私たちはこのような快い感情と不快な感情によって浮き沈みするわけですが、この感情を生んでいるのが前頭葉だそうです。

そして喜びなどの快い感情は前頭葉の左側で生まれ、怒りなどの不快な感情は前頭葉の右側で生まれるということなんです。

幸せというのは、主に快い感情が多い状態を指して良いと思います。

ということは、幸せというのは人それぞれの主観(感情)によるということです。

感情は情動から生まれる

情動というのは、例えばいきなり目の前に誰かが立ち塞がったら後ずさりをします。

この後ずさりが情動にあたり、体が意識しなくても勝手に行う反応です。

感情は後ずさりした後に生まれますが、

全く知らない人だったら「恐怖」
好きな人だったら「喜び」
嫌いな人だったら「嫌悪」

のように一つの情動から色々な感情が生み出されます。

一つの情動から生まれる感情は必ずしも一つではなく、目の前に立ち塞がった人が好きな人だったら「喜び」(快い感情)が優勢ですが、「ビックリするじゃないの!」といった怒りに近いイラッとする感情(不快な感情)も同時に生まれていてもおかしくありません。

情動に対して生まれる感情は、快いものと不快なものが同時に生まれ、前頭葉でどちらが優勢かによって私たちは感情を選び取っている、ということです。

前頭葉の左側を優勢にした方が幸せを感じやすいよね、ということになります。

遺伝的要素

情動が感情に生まれ変わる過程には、過去の経験や常識などの固定観念といった情報が加味されますが、前頭葉の左右の働きは遺伝的にバランスを受け継いでいるようです。

怒りや悲しみは、前頭葉の右側で生まれた不快な感情が、扁桃核に伝わって明確な感情になっていきますが、この感情を左側の快い感情がどれだけ抑制してぼやけさせるかということも重要で、快い感情を感じ易ければ感じ易いほど、不快な感情は抑えやすくなります。

脳の働きは変えることが出来る

遺伝的に前頭葉の右側の働きの方がバランス的に優勢ということは、怒りっぽかったり、悲観的だったりという特徴になりますが、脳はトレーニングで働きを変えることも可能です。

これは何歳からでも大丈夫!

いつでもどこでも出来る!

早い!易い!上手い!

そんな脳を変えるトレーニング初級編です。

幸せ体質になる脳トレ3選

①笑顔の練習

侮るなかれ、です(笑)

人間の感情は生まれつき備わっているものなのか、後天的に授かるものなのか、という研究がされたそうで、感情は生れつき備わっていて、喜びや楽しさという感情の前提には「わらう」という情動があります。

笑うと笑顔になりますが、本当の笑顔というのは、不随意系の神経信号によって作られるもので、

口角が上がる
目が細くなり笑い皺が出来る
頬骨の上半分が持ち上がる
目の周りの筋肉が縮む

という顔の筋肉の運動によって出来上がります。

口角が上がって目が笑っていない「作り笑い」とは違います。

不随意系なので意識して作るというのは難しいのですが、それでも近づけるように笑顔の練習をしていると、なんと、快い感情が生まれるという研究結果があるそうです。

②不快な感情を逃す

よく怒って物に「バン!」ってあたったり、思い切り泣いたりという感情の解放がありますが、それが習慣になってしまうと、前頭葉の右側が優勢になってしまいますね。

感情を解放するのであれば、「自分は今これをすることで感情を解放するぞ」っていう冷静に分析している部分が必要なのですが…

そもそも、そこまで分析をしたのであれば物にあたったり、手がつけられないほど泣いたりという感情の解放はいらなくなりそうですね。(こういう状況は、感情を解放するのではなくテンションをあげているだけなので、あとで疲れると思います)

感情のままに任せて行動するのではなく、「なんか自分怒ってる」ということに気づいたら、お友達やご家族に話をするとか、深呼吸するとか、音楽を聴いたり、自分の好きなことをして気分転換をするとか、冷静にどうしてその感情が生まれたのか分析するとか、そう言った方法で「不快な感情を認めて逃がしてあげる」と、その不快な感情と同時に生まれていた快い感情が、不快な感情を抑制しやすくなりそうです。

③何もしないでいるより活動する

人間の脳は本来悲観的に出来ています。

それは、本能で危険を予測したり察知したりするために重要なことなのです。

不快な感情のまま何もしないでいると、どんどんその感情を膨らませることも得意です。

それを阻止するため、体を動かしてしまうのが一番の早道です。

スポーツでも、散歩でも、料理でも、仕事でも、ボランティアでも、ペットと戯れるでも。
買い物はオススメできませんが、ウィンドーショッピング(見るだけ)なら。
お友達とのお茶飲みは…うーん、気分が変わってからの方が良さそうですよね。

特別なことは必要ありません。体を動かしましょう。

まとめ

感情は外的要因に対しての反応(情動)を受けて前頭葉で生まれる前頭葉の左側では快い感情(喜びや楽しさ)が、右側では不快な感情(怒りや悲しみ)が生まれる。

感情の生まれる方向性には遺伝も関係しているが、トレーニングで脳の働きを変えることが可能である。

ということがなんとなくでも理解できたら、もう脳の働きは変わりはじめています。

そしてオススメ脳トレ①、②、③は、全部習慣づけ出来るんです。

だってものぐさクリーンですから(^^)

ラクして幸せ体質を目指せたらいいなってご提案でした。

最後までお読みくださってありがとうございます。

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