テレワーク緊急導入ってどんな感じ?始める前に環境を整える3つのポイント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Kaiko です。

先日、緊急事態宣言の対象地域が日本全国になりました。

それに伴い、各都道府県からの緊急事態措置が出されましたが、
今後さらに外出の自粛は求められそうですね。

飲食店さんも休業や時間短縮やソーシャルディスタンスを考慮した店内の配置など対応に追われています。

スーパーでも床には並ぶ間隔を開けるように立ち位置のテープが貼られましたね。

今まで生活の中であたりまえだったことがあたりまえではなくなりはじめている。

そう感じるのは私だけではなく、
日本の大半の方が同じように、
漠然とした不安から明確な不安感に変化しているのではないかと思えます。

あたりまえでなくなるのはどの職業も同じで、
緊急事態宣言の対象地域が日本全国になったことで、
テレワークを緊急導入する企業もこれから増えるようになります。

テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。

※「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語

テレワークは働く場所によって、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、モバイルワーク、施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)の3つ分けられます。
引用:一般社団法人日本テレワーク協会

テレワークに関しては、働き方改革の中で推進されていたものの、
導入した企業は2019年の総務省の調査では大企業を含めても19.1%だったようです。

実態として、テレワークに対する経営層の理解というのはまだまだ乏しい状態なのですが、
命を守るためにと緊急導入を検討し始めた企業も多数あります。

私の本業は会社員ですが、今回の緊急事態宣言が出る少し前から、
自社に緊急在宅テレワークをスムーズに導入するための対策を準備してきました。

その中で強く感じたことがあります。
それは、会社から急に在宅テレワークを命じられた場合、
抵抗なく業務を開始するには、雇用される側にも知識と心の準備が必要になるということです。

在宅テレワークの緊急導入は、
職場と自宅という今まで分離していた世界をごちゃまぜにしてしまうということです。

おそらく、
自宅でお仕事をされている方にはごく自然な感覚なのですが、
まだその感覚が備わっていない人にとっては、
暮らしのリズムに慣れるまでに時間がかかり、
また、職場復帰後にも影響をおよぼす可能性がとても高いように思われます。

ですので今回は、いきなり在宅テレワークになった場合にやるべきこと3つをまとめてみました。

これを読んで下さった方が、少しでも心の準備ができて、
生活を犠牲にすることなく充実したテレワーク期間を過ごし、
あたりまえのように(むしろ前より元気に)職場復帰ができるように
分かりやすく書いてみますので、最後までお読みいただけると嬉しいです。

 

テレワーク緊急導入ってどんな感じ?始める前に環境を整える3つのポイント

事実確認と役割分担の把握

7c548632282adbd40e337a98e9753cc2_s

どんな会社か、どんな部署かによって、テレワークで家に持ち帰る仕事の内容は違います。

ですが共通して、
「自分が会社でどんな仕事をしてどんな役割を担っているか」
ということを洗い出すことがポイントです。
箇条書きなどにして事実確認をして下さい。

どんな部にいて、どんな人たちに囲まれて、どんな仕事を毎日していますか?

その仕事は誰から回ってきますか?

その仕事は終わったら誰のところに回りますか?

どのタイミングで捺印や承認をもらいますか?

終わった書類(またはデータ)はどこに保存しますか?

職場で日常行っていることを改めて言語化してみると、
場所が職場から自宅に移った時にどんな風に仕事ができるのだろう?
というイメージが作りやすくなります。

また、「これはテレワークでは無理!」ということがあれば、
それを上司と早めに相談して対策をとることができる、という利点があります。

そしてもし、あなたが上司と言われる立場であれば、声がけをしましょう。

部下の仕事を同じように自分でも事実確認をし、
部下の確認したものを突き合わせてみると、
お互いの役割を確認し合うことができますね。

それぞれに「誰かがやる」と認識していて誰も役割と感じていない、
浮いてしまった作業に気がつけるかもしれません。

人間は自分の役割、そして周りとの関係性を把握すると安心して能力を発揮しやすくなります。

お互いがそのように働くと全てがスムーズに進むんですね。

周りとの関係性を考えて動くことが、結局自分のためもなります。

 

環境を整えてタイムスケジュールを作る

982a9de720119ce001ac3520d3993f48_s

部屋の整理整頓については、ものぐさクリーン.comでもいくつか触れてきました。

お家がきれいだと心もピカピカです。

そこに在宅テレワークという異物が入ってきます。

場所を決め、整えて迎え入れてあげましょう。

本来のテレワークでは、作業環境に基準があります。

(厚生労働省が発行した自宅テレワークの環境ガイドライン)
自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備(厚労省)

見ていただくとお分かりのように今回は命を守るためのテレワークですので、
ガイドラインからかなり外れる状況もたくさん出てくることになるでしょう。

理想の作業環境から遠くても仕事をスムーズにしたい
だったらどうしようか?
という疑問の最低限の環境を作るとすれば、

家族構成やお家の大きさや、色々な問題はありますが、
「ここで仕事をする」
と場所を決め、なるべく仕事以外のものは目に入らないようにしましょう。

私たちには条件反射で行動をします。
今までは「会社に行ったら仕事をする」が条件反射でしたね。

「家は休養するもの」という条件反射もありますから、
場所を決めずにあちらこちらで仕事をすると脳は混乱します。

仕事を始めようと思っても、
動画を観始めたりして仕事にかかることが出来なかったり、
幸い仕事を始めてもすぐに休憩したくなるなど、
思うように仕事が進まなくなることにはこのような原因が含まれます。

ですから、出来るだけ仕事をする場所を決めて、
「ここに座ったら仕事をする」
という条件反射を作り出しましょう。

脳が職場と同じと錯覚するように、
会社で使っているマグカップを持ち帰るなど、小さな細工をするのも良い方法です。

また、自宅にいるからとパジャマや部屋着のままで仕事をするのは、
同じ理由でおススメしません。

スーツとまではいいませんが、
ある程度身なりを整えることも仕事をしやすくする秘訣です。

タイムスケジュールですが、
基本的には会社の定時に合わせて仕事をすれば良く、
「何時までにこれを終わらせる」などの割り振りをしっかりしておきましょう。

繰り返しますが、脳としては「お家にいるから休養」したいのです。
何時までが仕事と決めることで、脳も頑張って仕事を終わらせるように協力してくれます。

在宅テレワークで問題になりやすいのが、
「お子さんがいたりして仕事にならない」
という状況です。

本当に無理なのであれば会社を休むしかないのですが、
長期にわたる場合はそうも言っていられませんね。

私であれば、会社にはナイショで朝早く仕事を片付けて、
昼間は家族と過ごせるよう、時間に工夫をするだろうと思います。

メンタルを安定させる

ad89538d66adc528f3db2fc009e6839f_s

在宅テレワークになると、通勤や職場で動いていた分の運動量がなくなりますね。
そうすると単純に運動不足が起こりやすくなります。

運動不足は肥満や免疫力低下の原因になりやすいので、
軽い運動や散歩、呼吸も浅くなりがちなので、深呼吸などが有効です。

ニュースなどで新型コロナウイルスの報道などが多く、
自分が感染するかもしれないと不安も大きくなりやすいですが、
身体を整えるとメンタルは安定しやすくなります。

一度にしっかりやる運動は続けるのが大変ですが、
軽いヨガやラジオ体操などを上手に取り入れましょう。

巣ごもりによる運動不足解消!ラジオ体操をしてみよう。

散歩に出て歩くことは、足裏からの刺激としても良いですし、
景色を眺めることが脳を休めてリフレッシュすることにもなります。

 

まとめ

eeb5d4f29ef9775311dabadaf92ab094_s

いきなり上司から、

「明日から家で仕事をして報告するように」

とノートPCを渡されて、すぐに仕事ができますか?

前述しているとおり、
経営層もテレワークに対しての理解は乏しいので、そんな状況が頻発するのではないか?

自分がテレワークの準備をしたことを通して、
経営側にも雇われている側にも大きな戸惑いが起きること、
その戸惑いが今後事業を停滞させるリスクになると気がつきました。

「給料安っ」とか「こき使ってばかり」とか
文句はいくらでも出てきますが、文句を言える相手がいなくなるのは困ります。

今は、あたりまえがあたりまえではない時代です。

無事にテレワークで仕事をし、これからも毎日元気でいられますように。
そんな気持ちの記事でした。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*