お水を飲む習慣8つの効果。その仕組みを体感して効かせよう!

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Kaikoです。

「お水を飲むのは体に良い」

もはやあたりまえの知識です。

私もなるべく1日2Lの水分をとろうと、いつもペットボトルを持ち歩いています。

でもそれがなんでなんだろう?って聞かれると、血液がサラサラになるから…程度にしか答えることができません。

実際、本当に効果がある!って自分が体感理解できないものって習慣でも継続は難しいのです。

血液がサラサラになれば、確かに高血圧とか、動脈硬化とかの予防に良さそうなのですが、もっともっとどんな効果があるのかやその仕組みを、知識の面で自分が知るようになると、「あ、確かにそうだよな」って思い当たることがあったりします。

これを体感理解と言いますが、そんな風にお水を飲むことについての大切さを体感できると、体にもグンと効くんです。

人間の意識って、面白いですね!

でも知識というものはやや小難しくって読むのが面倒というのも理解できます。
だから今日は、読みやすいようにまず再確認としてお水を飲むメリットと効果を先にお伝えしましょう。

もしその効果の仕組みがもっと知りたいって思ったら、続きを読んでいただけたら嬉しいです。

お水を飲む習慣の8つの効果を再確認!その仕組みを体感して効かせよう!

お水を飲む習慣の8つの効果

効果① 血液がサラサラになる

なんで血液がドロドロするかというと、血液中の水分が不足するというのは、血漿と呼ばれる血液の成分の中の水分にあたるものの水分量が足りなくなると、赤血球・白血球・血小板、そして血漿の中に含まれているたんぱく質とか脂質などの成分の割合が大きくなってドロドロしていまうんですね。

そうなると心疾患や脳疾患はもちろん、体の血液循環が順調に行われないことになってしまうので免疫力など全身にとっても好ましくない、ということになりますね。

定期的にお水をのんで水分補給することが血漿中の水分量を安定させて血液循環を良くする基本中の基本です。

効果② 血行が良くなる(顔色が良くなる)

血液の循環がよくなると顔色が良くなりやすいです。

…が、実際には血液中の成分にもよりますよね。

貧血って結構気づかないうちになっているので、食事や良質なサプリメントからの鉄分やビタミンB12そして葉酸(これらが赤血球の生成に必要なんですね)をとること、血液中の酸素を増やすためにもしっかりと呼吸をすることなども一緒に心がけるとバッチリです。

効果③痩せ体質になりやすい

お水を飲むと冷えると思われがちですが、常温であれば帰って体が温まりやすくなり、代謝がアップするし、筋肉にも充分に水分が行き渡ると効率よく筋肉が使えます(血液循環が良くなるからですね)。

といっても、冬場は湯冷ましのようぬるま湯にした方が体にとっては嬉しいですね。

効果④便秘改善

食べたものから体の中に栄養が取り込まれ、最終的に要らないものは便として排出しますが、その時に腸内でも水分調整が行われています。(あとで仕組みの方で詳しく書きます)

水分調整をするのに、そもそも水分不足だと腸としては必要な水分を吸収してしまうので便の方の水分量が少なくなって腸内で動きづらくなり便秘になりやすくなるんですね。

効果⑤肌の潤いを保つ

乾燥するから化粧水などで肌には水分補給をしますが、外側から肌に対して水分補給をするのとは別に、内側からの水分補給の方がとても大切です。
そもそも水分不足の体だったら、体は優先的に血液などに水分を使いますから肌への補給は後回しになってしまい、乾燥しやすくなるとも言えます。

また、血液の循環が良くなるということは、細胞の新陳代謝が活発になるから肌のターンオーバーが良くなってシミやしわ・くすみの改善にも繋がるんですね。

効果⑥食べ過ぎない

食事中の水分摂取で満腹感が得られやすくなります。
スープなどにしてもいいですよね。

ですがいくら満腹感を得られるといっても、必要な食事量を減らして水を飲むとかはナシです。

効果⑦消化を助ける

体の消化器官もたくさんの水分を必要としています(それがなぜかは後述します)。

効果⑥のように、食事中の適量の水分が摂取されると胃や十二指腸、小腸・大腸での消化活動がスムーズになりますが、行き過ぎた水分摂取は、そもそも胃酸の少ない人にとってはかえって負担になることもあるから、ほどほどが大事ですね。

効果⑧脳の働きが良くなる

脳というのは頭蓋骨の中で脳脊髄液という水分の中に浮かんでいます。
その水分の中にいるから脳は体に信号を送ったり出来るんですね。

脳脊髄液も血液循環によって水分補給をしています。

水分が不足すると脳脊髄液も汚れたり不十分になったりして、脳の働きが悪くなります。

イーストロンドン大学の研究では、喉が渇いていない時でも水を飲むことで記憶力・注意力・気分が良くなるなどの効果があるという研究結果も出ているそうです。

体とお水の関係と仕組み

最近読んだ本が少し古い本なのですが、専門書ながら一般の私にも分かりやすく書かれていたので、その本から得た知識をご紹介します。

人間の体は大半が水分です。

生まれたばかりの赤ちゃん・・・80%
生後5週間(1ヶ月と少し)・・・70〜73%
生後3ヶ月・・・・63%(普通の状態)

そうすると、体重が60kgの成人だったら40kg近くが水分で、残りの20kg強が体を形作っているということになります。

そう考えると、例えば私から水分が全部無くなっちゃったら実体としては10kgのお米2袋にもならないのですよね。
そう考えると「私ってちっぽけだ…!」とか感じてしまいます。

そしてその63%の水分、体の各器官や体液の水分構成はどんなかな?というと、

唾液・・・99%
血液・・・75%
脳の灰白質・・・85%
皮膚や主な器官・・・70〜80%(腸、肺、心臓、膵臓などなど)
骨・・・20%

という感じで他にも筋肉にも脂肪にもあらゆる部位に水分は含まれていて、例外的に水分量が少ないのは歯のエナメル質で0.2%だそうです。

ちゃぽんちゃぽん言わないのが不思議なくらい、私たちの体は海のように水だらけです。

体内の水の流れ

体内の水の流れを作るのは心臓の役目です。

心臓は1回の鼓動で約70mlの血液を送り出しているそうです。

1分間の心拍数を70回と考えたら、心臓は1分間になんと約5リットルの、1日で約7200リットルの血液を体に送り出しているんです。

このポンプの運動で血液が全身に巡るのですね。

ちなみに心臓の重さってわずか1kg程度で、なのに1日に10万回も収縮を繰り返しているんです。

なんだか、毎日腹筋50回とかの習慣が続かないとかっていう自意識のレベルとは全く違う、何も考えなくても動いてくれているということに思わず「ご苦労さま!』って感謝してしまいました。

体の水分が外に出る

体の中を巡った水分の一部は体外に排出されます。
1日の排出量ですが、

排尿・・・1.5リットル
消化管から・・・0.2リットル
呼吸や汗・・・0.2リットル(ごく普通の温暖な気候で運動しない場合)〜6.0リットル

呼吸は水蒸気として水分を体外に排出しますし、汗は体温調節に欠かせない排出なので気候や運動量によって排出量は大きく変わるんですね。

そんなことを平均すると、温暖な気候の都市で適度に体を動かして生活していると、2.5リットルの水分を体から排出していることになります。

この排出が少ないということは水分不足ということで、便秘や消化がうまくいっていないなどに繋がります。

そしてこの排出量はご存知のとおり、「1日に2リットル水を飲みましょう」という根拠ですね。

ちなみに1日に2.5リットルの水分が排出されてすぐに体が変調をきたすということはなく、体には胃と腸で8リットル以上、筋肉の1/3位含まれる水分が備蓄されていていて、万が一に備えてくれています。

次の水分のリサイクルについても言えることですが、人間の体って本当によく作られているって感心です。

体内の水分リサイクル

血液は循環して心臓に戻り、足りなくなった分を補いながらまた循環します。

前述の消化管での備蓄水分約8リットル、唾液その他水分も常に循環して腸で再吸収されます。

毎日角膜を潤してくれる涙も、眼底にある細い管を通して鼻孔に流れ、消化管へと運ばれます。

またわずかですが、体内で糖分と脂肪が燃焼された時に化学反応で二酸化炭素(炭酸ガス)と水になるので、水分補給なして水を生み出してもいます。

この水分リサイクルがなかったら、例えば血液循環が1回っきりで体外に排出されるつくりだったとしたら…

確か心臓は1日に7200リットルの血液を体に送り出しているんでしたよね。
水を飲みながらご飯を食べ、一日中トイレに居座っていても7200リットルの水分、私は飲めないなぁ…

とか妄想してしまいました。

水分をとる

体に水が不足すると、脳は喉が渇いたという信号をおくって水分補給を促します。

水、お茶その他、飲み物は96%が水分
果物や野菜はそれぞれですが、多いと90%以上が水分
肉類は60〜70%が水分
パンは30%くらいが水分でご飯はもっと多くて倍以上でしょう

ラスクやドライフルーツだって10%くらいは水分です。

一日に食事を含めて2.5リットル程度の水分補給が必要と考えると、だいたい1リットルくらいは飲み物から水分を補給した方が良さそうです。

ちなみに飲むものですが、お茶やコーヒーには利尿作用があるため、体外に多く排出されやすいということを考えると、水分補給としては水を飲むといことが良いと言われる理由です。

まとめとして

いががでしょう?

自分の体がこんなに精巧に作られているということを再認識して水分を補給していると、その効果にも根拠があって、「水を飲むって必要なんだなー!」って感じてくださる方もいるのではないかなと思います。

1日の中である程度定期的に飲む
喉が渇いたら我慢しない

飲み物としては1リットルと書きましたが、実際はもう少し多く飲んだ方が体には新しい水分を多く補給できるのでおススメです。

私のトレーナーさんは目安としては日中の尿の色が透明に近い方が良いと勧めてくれています。人間浄水器です。
お水については水道水でも良い、ミネラルウォーターが良いと色々意見があるので、それはお好みで。

末尾で今回参考にした本をご紹介しておきます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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