腸内環境を整える!悪玉菌を抑える改善あれこれ

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kaikoです。

昨日からパラサイトクレンズを始めました。

まだ間に合う!春のパラサイトクレンズ、方法とスケジュール

まだ始めたばかりで変化もなにもありません。

パラサイトクレンズ の記事の終わりで、腸内環境が悪い人はまず腸内環境を整えてからの方が良いと書きましたが、腸内環境が整っているとはどのような状態で、なぜパラサイトクレンズは腸内環境を良くしてから始めた方が良いのか、ということに触れたいと思います。

腸内環境を整える!悪玉菌を抑える改善あれこれ

腸内環境が整っている状態

まずは私達が食事をして消化するまでの流れを簡単におさらいです。

食べ物が口から入って食道をとおり、胃の中で胃酸と混ざり消化しやすい状態になったものが十二指腸から小腸に流れ、小腸の腸壁から栄養素を吸収し、その残骸は大腸に送られて、その残骸・剥がれた腸粘膜・腸内細菌とともに大腸の中で水分が調整され、便として排出される…というのが人の体の中で行われている消化活動ですね。

(厳密には他の臓器がたくさん活躍しているのですが、今回は腸の働きだけに限定しています)

腸内環境の善し悪しを簡単に観察する方法としては便の状態をみるのが1番分かりやすいのですが、便の状態は水分量で区別されています。

  • 普通便…水分量が80%
  • 便秘の時…水分量が70%以下
  • 下痢の時…水分量が90%以上

腸内環境が整っていると普通便の水分量になるので、滞らずに腸内を通り、よく言われるバナナ状のという便の形として出てくるのです。

そして回数なのですが、口から食べて排出されるまでに約40時間かかると言われてます。

約1日半と考えると毎食後、1.5日前に食べたものが便として出てくれれば超理想的ですが、それは現実的にみて、「そうもいかないだろう」というのは明らかです。

ですので、普通便が1日に1〜2回排出されていれば、食べたものが上手く消化吸収され、排出も上手く行われていることになり、一般的に腸内環境が整っているといって良いでしょう。

毎日下痢をしていたり、毎日出ていても水分量の少ない便であれば、腸内環境は整っていない可能性が高いと言えます。

下痢や便秘が続くと腸内で臭いガスが発生したり(臭いおならですね)、悪化していくと肌荒れを引き起こします。

悪臭だけならまだしも、きちんと消化と吸収が行われない状態は、免疫システムが低下して食べたものからきちんと栄養にならず、栄養不良や逆に肥満も引き起こします

腸内環境を左右する腸内細菌

腸内にはビフィズス菌などよく知られている菌のほかに約1000種類、100兆個の腸内細菌が棲みついています。

腸内細菌は腸粘膜のネバネバにいるのですが、その重量は肝臓と同じくらい(約1.5キロ)とたくさん腸の中にいるんですね!

腸内細菌を大きく善玉菌・悪玉菌・日和見菌と3つに分けていて、理想としては

善玉菌 2 :悪玉菌1:日和見菌7

という割合が良いそうです。

悪玉菌というと害ばかりありそうに思えますが、悪玉菌も悪さばかりしないで消化吸収の役割を担ってもいるので全部いなくなってしまうということはないのです。

なぜこの状態が理想で、このバランスが崩れるとどうなるのでしょう?

善玉菌が悪玉菌より優勢だと、悪玉菌は悪さをしずらく、粛々と消化吸収のお手伝いをするので、善玉菌は悪玉菌の倍くらいの割合だと腸内が平和なのです。

ですが、何かしらの条件が揃って悪玉菌の割合が増えしまった場合、

日和見菌(ひよりみきん)

が働きを変えます。

日和見菌は、善玉菌が優勢だとなにもせずにせっせと消化吸収の働きをしています。

ですが、何かの拍子に悪玉菌が優勢になると…、一緒に悪さをして腸内環境を荒らします。

全体の7割にも及ぶ日和見菌が悪玉菌に加勢したら、2割の善玉菌がどんなに頑張っても腸内を平和に保てませんね。

では、悪玉菌が増えるのには、食生活でどんな原因があるのでしょうか。

悪玉菌が増える原因(食生活)

自分が何を食べているかというのは、腸内環境に大きく影響を及ぼすものです。

食品自体、食べる量、または体質的なものなど理由は様々ですが、食べたものが小腸に届いた時、体に合わないと小腸の粘膜が炎症を起こします。

小腸が炎症を起こしてしまうと栄養素が適切に分解吸収されなくなります。

小腸が炎症を起こして栄養を上手く吸収できないと、副腎の負担を増やしたりもします。

ここ数年話題になっている副腎疲労というのも、腸内環境の問題が関連しているのです。

なにより適切に栄養が吸収されないので、食べても食べても体は栄養不足という悪循環もになりやすのですが、吸収されなかった栄養素は全て排出されるわけではなく、中性脂肪になる他、悪玉菌のエサになって悪玉菌を増やしてしまうのです。

では、現時点で腸内に悪玉菌を増やしてしまう可能性のある食品にはどんなものがあるのでしょう?

小麦(グルテン)と乳製品(カゼイン)

食改善方として、GFCF(グルテンフリー、カゼインフリー)は代表的ですね。

そもそも、小麦も乳製品も、供給量を増やすために品種改良や多頭飼育など、ある意味不自然な方法で生産されています。

それも人間の知恵であったのですが、長い年月を経て成分自体にも、食べる側の私たちの体質にも変化が起きたのかもしれません。

現在、小麦が含むグルテンと乳製品が含むカゼインは、体質的に合わない人が多くなって、体に取り入れると小腸に炎症が起きることが問題視され始めました。

また、体質的に合わないということではなくとも、現代人の小麦と乳製品の消費量は多すぎて、食べ過ぎにより消化がうまく働かずに悪玉菌のエサになりやすいという問題もあります。

糖分(主に砂糖)

糖質制限というご飯などの炭水化物を制限するダイエットがありますが、実は日本人はアメリカ・フランス・ロシア・中国など13カ国と比較すると、腸に炭水化物を分解する腸内細菌を多く持っているという研究結果が出ているそうです。

日本人はお米を食べるようにカスタマイズされた種族って感じですね。

自然界から取れる食物に含まれている糖質は、食べ過ぎなければ良いのではないかと私は意見を持っていますが、見過ごせないのが砂糖。

砂糖が含まれたお菓子や料理はとても美味しく感じ、もっと食べたくなりますね。

私も大好きです。

大好きですが我慢もします。

理由は、糖分というものは体に入ってから分解吸収され、肝臓でエネルギーにへんかんされますが、エネルギーに変換されるときにビタミンB群とミネラル類をかなり消費するのです。

ビタミンB群というのは元気ビタミンといって疲労を改善したりするというのはよく知られています。

これは脳内神経伝達物質といわれるドーパミンやセロトニンを作り出す時に、材料になるたんぱく質と一緒にビタミンB群が満たされていることが必要なのです。

例えば脳内神経伝達物質のドーパミンが作られると、疲れが取れたように感じます。

だから栄養ドリンクは疲れがとれたと感じられるように、ビタミンB群を配合しているのですね。

ビタミンB群は体の疲労解消にも、心の疲労解消にもとても大切な栄養素です。

砂糖のものをたくさん食べるということは、肝臓でエネルギーを作っているのですが、大切な栄養素も消費してしまっているということです。

ちなみに糖分をエネルギー変換する際にビタミンB群が足りないと、エネルギーにならずに脂肪として蓄えられます。

そして糖分が好きなのは私達だけではなく、悪玉菌の大好物。

悪玉菌の好物は、私たちがご馳走だとか美味しい!って思うものとほぼ同じです。

また砂糖は消化の際、腸壁を鼓腸し透過性を高めてしまうので、アレルギー物質を血中に引き込みやすくしてしまうという作用もあったりして、美味しいけれど残念な面も沢山あります。

食物繊維の不足

食物繊維は食生活の中で意識してとらないと、なかなか十分な量というのは取れないと言われます。

食物繊維は腸内で水分を含みながら、食べたものの余分な残骸も悪玉菌も絡めて排出してくれます。

不足してしまうと便秘や腸内腐敗などの要因になります。

腸内で悪玉菌が増える大きな原因としては以上の3点があげられます。

なぜパラサイトクレンズをするために腸内環境が整っていた方がいいのか?

パラサイトクレンズは腸内の寄生虫を駆除するというデトックス方法で、ハーブなどのサプリを使います。

もし腸内が炎症を起こしている状態だと、寄生虫の駆除はできたとしても状態が良くなったとは言えませんし、排泄をする前に肝臓と腎臓に負担をかけるというリスクがあります。

クレンズ中に食事制限があるのでそれで腸内環境は良くなるかもしれませんが…

せっかく始めることがマイナスにならない方がいいですよね!

腸内環境を整える食生活の改善

食生活の改善は、誰にでも合うということはありません。

むやみに妄信せず、自分で短期間試してみて結論を出すほうが良いですね!

グルテンフリーやカゼインフリー(GFCF)

これは体質的に合っていると体調がとても良くなります。

10日間くらい試せば変化が分かるので試しやすいのですが、栄養バランスが崩れるので食事内容に気を使う必要があります。

GFCFを試すなら、たんぱく質が足りなくなります。

(日本人は漬物などの発酵食品を食べることが多いから、乳酸菌は割と足りています)

出来れば動物性たんぱく質を大目に取るのが良いのですが、食べれないなら植物系たんぱく質をしっかりと。

こんなグルテンとカゼインフリーのプロテインで足りない分を補うのもオススメです。

もちろん糖質もゼロが良いです。

砂糖を控える

料理には砂糖を使わずみりんで代用、ケーキやチョコなど甘いお菓子はごくたまに。

3日間くらい甘いお菓子が欲しくて辛いのですが、サツマイモなどで我慢我慢。

2週間もすると肌が変わってきますし、お腹のガスも減ります。

絶対にダメということはなく、常に食べるという状態をやめて、ごくたまにとびきり美味しいケーキを食べるのも良いかもしれません。

食物繊維をとる

野菜や穀類からとるのが普通ですが、サプリも多く販売されていますね。

未精製の穀物が流行りですが、これは食物繊維の量を増やしてくれるので良いですね。

但し、前述の糖質制限ダイエットで白米を玄米に代えることを推奨しますが、食物繊維量が大幅に増えてしまうので腸内環境の整っていない人が玄米を食べると却って体に負担をかけるということもあります。

よく噛んで食べる

よく噛むと唾液の消化酵素とも良く混ざり、食べたものがペースト状になることも消化しやすくなるので、体に負担がかからずに善玉菌も働きやすくなります。

まとめ

  • 一般的に腸内環境が整っている状態とは、普通便が1日に1〜2回排泄されている。
  • 腸内環境は腸内細菌に左右され、善玉菌と悪玉菌のバランスが重要である
  • 食生活で腸内細菌のバランスは改善可能

よく、「野菜も食べましょう」とか「バランスよく食べましょう」と言われます。

あたりまえのように言われてきて、あたりまえに受け取りがちですが、

「なぜそうする必要ががあるのか?」

「自分にとって必要か?」

ということを考えると、お腹の中の環境も守られて日常も元気に過ごせるのではないでしょうか。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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