Kaikoです。
今日は床の拭き掃除についてです。
家の中ではテーブルなど色々な場所の拭き掃除がありますね。
そのなかでも面積的にも労力的にもトップなのは床の拭き掃除。
モップ派ですか?
使い捨てワイパーで乾拭き派ですか?
雑巾がけ派ですか?
私は雑巾がけ派です。
どれが1番いいか?ということではないのですが、自分が雑巾がけをしていて思うことや雑巾がけについて調べてみたこともあるので、シェアをしておこうと思います。
現代にもマッチ?雑巾でせっせと床の拭き掃除をしよう
床掃除
そもそも床掃除というのはそれぞれの時代の建物様式に合わせて行われているので、平安時代の壁や柱が少ない寝殿造りの時には長い棒に平たい横木に布を巻いたモップ状のもので床を拭いていたという記録が日本の床掃除歴史では1番古いもののようです。
私には、雑巾がけよりモップ式が先だったというのに驚きだったのですが、考えてみると、寝殿造という気持ちよく広〜い部屋の掃除はモップの方が楽に早くきれいになったのだろうなぁと納得もできました。
時代が移り、建物の造りも書院造に変わると、床掃除の方法も変わります。
床などの拭き掃除については、インドから『「拭く」ということが心をきれいにする』みたいな思想が中国に伝わり、仏教の修行として日本に伝わってきたそうです。
宗派によっては「掃除・座禅・看経」という順に、掃除が重視されて、お寺の長い廊下を水で絞った雑巾を押すように雑巾がけをするという光景は、私たちでも簡単に眼に浮かぶ光景ですね。
江戸時代には一般的な住居も書院造りになって、掃除に対しての通達もあったようで、床掃除を含めた拭き掃除が普及したようです。
雑巾
雑巾というのは江戸時代に安価な木綿生地が普及し、古布団などの古布を再利用するように数枚を重ねて刺し子に縫って補強したものが雑巾も原型だそうです。
それ以前(一般的に拭き掃除がされていなかったとき)は、まだ木綿が少なく、麻の生地を拭き掃除に使っていて、「浄巾(じょうきん)」と呼んでいたという記録があります。
安価な木綿生地が普及し、布団などの表布や着物に使われ、使い古した雑多な古生地をまとめて縫ったことから浄巾が雑巾と呼ばれるようになったのですって。
(以上 参考資料:日本人はいつから拭くようになったのか )
床を拭く
上記のように床を拭く習慣が出来て、現代の私たちも変わらず床は拭いた方がきれいで気持ちがいいのは当然です。
ですが、隅も掃除しやすいモップや使い捨てクロスを使うワイパーなど、床を拭くのに便利な道具もたくさん作られています。
それでも私が雑巾がけを選ぶのは、体を使って掃除することが脳と筋肉への刺激になるからです。
人間の脳の処理能力というのはものすごく優秀です。
現代得られる情報って、テレビ・スマホ・ネット・本などなど、視覚的な情報が割合として大きいです。
ですが、生活用具をどんどん便利にした分体を使わなくなってしまい、触覚的な情報を得ることが少なくなっています。
脳が情報を処理するときに、視覚的情報だけが多くて触覚的情報が少ないと、知識としては満足できたとしても、体はどうでしょうか?
床に汚れがないかを見ながら隅々まできれいに拭こうとすると集中力が必要です。
だからそういうふうに、「きれいにしよう」と思いながら床をせっせと拭くのはマインドフルなんですよ。
雑巾がけ(触覚)をして床がきれいになって(視覚)脳は活性化されるし、ついでにちょっと筋トレにもなる。
いっぺんにですよ?
ものぐさとしては雑巾がけを選んで然るべき!なーんて思います^^
ですが、ちょっと一生懸命やり過ぎても困ることがあるので…
フローリングの床ふき
フローリングの場合(がほとんどだと思うのですが)、いくらマインドフルになっても、ゴシゴシと力強く水拭きをし過ぎるとワックスが剥げてしまいます。
雑巾がけは1〜2週間に一度くらい、あとは乾拭きがいいですよ。
そんな時はクイックルワイパーなど使っても、ワイパーのクロスを手にサッサと拭いても、どちらでも良いのではないでしょうか。
フローリングの雑巾がけは
- 固く絞った雑巾で
- 優しく
- 強い洗剤は使わない
が鉄則です。
雑巾は広い面を拭くなら厚手の方が吹きやすいけれど、細かい隅は薄手の方が吹きやすいですね。
私は雑巾と連呼していますが、古タオルを縫わずに畳んで使っています。
畳んで厚くしたり、広げて薄くしたり、畳んだ面をこまめに変えてきれいな面を使えます。
あまり頻繁には出来ない雑巾がけなので、私なんて週に一度はそりゃもう儀式のように、もし、仮に、万が一神様がウチに来て床の上を歩いても
「汚れてるよ」
と言われないくらいな気持ちの雑巾がけです。
なんでも、そのくらい一生懸命やると楽しいです。
今朝は拭き掃除直後に飼い猫がテクテク歩き嘔吐しました。
そしてやり直し。
人生そんなもん。
床拭き、気持ちいいですよ(笑)
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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